記事一覧

『夏のかけら』イメージソング:歌詞

小説『夏のかけら』イメージソング:歌詞序章 真夏のひとときは、ヒグラシの愁うれいを誘う声が充みたした。 折り重なった白いかけらを箸で摘まんでみる。すると、かけらは、くずれ落ちてしまう。いくら摘まんでみても、掴み取ることはできない。けれど、哀しくなるほど愛おしい。 無念を噛みしめ、かけらを見つめる。だが、白いかけらは応えることを知らない。ふるえるだけだ。 今年もヒグラシの鳴き声は耳に届き、二人で過ごした...

続きを読む