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旬の話題で売り捌き、消えてゆく小説とは違って

『赤毛のアン』と隣り合わせに並んだのを見たとき、中学生のころを思い出しました。
当時、好意を抱いていた同級生が、放課後の教室で、数人の友達と輪になって『赤毛のアン』について熱心に語っているのを聴いた記憶があります。

12・19-赤毛のアン

『赤毛のアン』は、カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説です。特に児童を対象に書かれた作品ではないようですが、児童文学と認識されているようです。
モンゴメリーが『赤毛のアン』の著作を最初に複数の出版社に原稿を持ち込んだときは、すべての出版社で出版を断られ、自宅の屋根裏部屋に“お蔵入り”していた時期が数年あるそうです。年月を経て、モンゴメリーが本作を読み返し、面白いのでやはり出版すべきだと思い直し、出版社に再度交渉すると、今度はトントン拍子に進展しました。
村岡花子氏の訳が有名で、日本でアンを普及させた訳として知られています。また1954年に、三笠書房、新潮文庫より刊行され、より一層「赤毛のアン」の著作は全国に浸透しました。
発表されてから100年の時を経ても読み継がれている小説ということは、作品の世界に深みと重みがあり優れていると言えます。近年の傾向である、旬の話題で売り捌き、消えてゆく小説とは違って。

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