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グッド・バイ (新潮文庫) 文庫–太宰 治 (著)

グッド・バイ (新潮文庫) 文庫–太宰 治 (著)
この本を再読するのは、本当に久しぶりのことだった。装幀が印象的で、再読してみる気持ちになった。
読み通すことが出来たのは、秀逸な文体のせいだろうか。内容はすっかり忘れていて、新鮮な風味があって、面白かった。没後68年がたっても、人気があるのは頷ける。
戦後の数年に短編の連作として書かれたもので、自死によって未完の作品。
この作品が三十代に書かれたことを思うと、現在の三十代とは感覚が違うのがわかる。太宰治の評価は多用な気がするが、その時代に、文士として真摯に向き合った姿勢が感じられたのは、私だけだろうか。
太宰の名言で頭に浮かぶのは『生まれてきて、ごめんなさい』という、言葉である。


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小説『夏のかけら』イメージソングはおまけです。